配偶者控除
所得税の課税において、一定の要件を満たす配偶者がいる場合に受けることのできる所得
控除をいう。
配偶者控除の対象となる配偶者の要件は、民法上の配偶者であること、納税者と生計を
一つにしていること、配偶者の年間所得が38万円以下であること、事業専従者として収入
がないこと、控除を受ける者(納税者本人)の年間所得が1.000万円以下であることとされて
いる。また、控除額は、納税者本人の年間所得額及び控除対象配偶者の年齢により異なる。
例えば、納税者本人の年間所得額が900万円以下の場合には、控除対象配偶者の年齢が70歳
未満であれば38万円、70歳以上であれば(老人向上対象配偶者)48万円である。
なお、配偶者が障害者の場合には、配偶者控除に加えて障害者控除を受けることができる。